ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
ADMとは、遺伝的な原因が指摘されていますが、はっきりした理由がわかっていないシミです。特に10代後半~30代の女性が発症する可能性の高い疾患です。
両頬部やこめかみ、おでこあたりにソバカスより少し大きなシミが左右対称に現れます。色は、灰色・褐色・灰褐色など様々で、シミが深いところはややくすんで見えます。
円形上のシミが複数に散らばって存在することが多いですが、重度の場合、円形のシミがまとまって現れます。
太田母斑
太田母斑とは、青みがかった褐色斑が、頬やまぶた、額などにできる疾患で、一般的に青あざと呼ばれています。女性に多くみられ、思春期や妊娠・出産のタイミング、閉経後などホルモンバランスの変化に伴い出現します。
顔の片側(まれに両側)のおでこから目の周り、さらに頬から上唇にかけて現れます。
子供のことに現れる太田母斑は通常、6歳頃までに自然消退するといわれていますが、大人になってから現れた場合、自然消退することはありません。一度でも発症したことがある方は、当院までご相談ください。レーザー治療の効果が最も高いあざです。
ADMと太田母斑の原因について
成人期になり、皮膚の深いところの色素細胞(真皮メラノサイト)が活性化するため
女性ホルモンや
紫外線の影響
肌を擦る癖
遺伝的な理由
このような影響が原因と推測されていますが、
はっきりした原因はわかっていません。