思春期のニキビ治療|みらいクリニック|昭和区の皮膚科・形成外科・美容皮膚科

ブログ BLOG

思春期のニキビ治療

みなさんこんにちは!

先日ブログ『当院のニキビ治療』に続きまして、
今日は思春期のニキビについてお話します。

ニキビは13歳頃からでき始め、高校生にかけて悪化のピークを迎えると言われています。
個人差はありますが、早いと、10歳頃からニキビができ始めるお子さんもおられます。

思春期ですから、見た目が気になる時期・・・
恥ずかしく思ったり、気持ちが落ち込んだり


『思春期ニキビの原因は性ホルモン😮』

思春期ニキビは、
性ホルモン分泌の活性化による
『皮脂分泌の増加』
『毛穴のつまり』
『アクネ菌の増殖による炎症』
が関係しています。

からだが子どもから大人に変わり始めると、ホルモンバランスが変化します。
成長期にはいると、様々なホルモンの分泌が活発になります。
その中でも性ホルモンがニキビには関係してきます。
まず男性ホルモンは、皮脂の分泌を盛んにし、毛穴のまわりの角質を厚くします。
また、男性ホルモンに似た女性ホルモン(黄体ホルモン)も関係しています。黄体ホルモンも皮脂の分泌を促す作用があります
皮脂の分泌が多くなると、毛穴に皮脂が溜まり、そして毛穴のつまりにアクネ菌が増殖、炎症を起こし、ニキビとなります。

思春期のニキビは『おでこ・鼻などのTゾーンや頬』にできやすいのが特徴です。

『ニキビは毛穴が詰まった状態であるコメド(面ぽう)から始まります😮』
コメドとはまだ炎症が起きていないニキビのことです。毛穴の中に皮脂が溜まるっている状態のことを言います。
白ニキビ・黒ニキビと言われることもあります。
さわるとザラザラしています。

コメドを放っておくと『炎症を起こした赤ニキビ』『化膿した黄ニキビ』へと悪化し、
適切なケアをしないと『ニキビ痕』になります。

つまり、まだ炎症が起きていない。コメドの段階で治療することが大切になります。

『コメド治療薬があります😀💊』

角質をはがすピーリング作用で、毛穴のつまりを改善します。
また、毛穴のつまりをとりながら、アクネ菌などのニキビの原因菌を殺菌する薬もあります。
続けることでニキビができにくい肌になっていきます。
(ベピオゲル・ベピオローション・エピディオゲルなど)
※こちらのお薬は、12歳から使用できるお薬になります。
12歳未満のお子さんのニキビ治療は、外用薬や内服薬があります。

『ニキビ肌のスキンケア😀』
ニキビには、毎日のスキンケアもとても重要になります。
・1日2回洗顔料を使った洗顔が基本です。洗顔料を泡立て、ニキビをこすったり潰したりしないよ、優しく洗います。また、洗顔料が残らないように、水かぬるま湯でしっかりと洗い流し、タオルで軽くおさえながら拭き取ります。
・基礎化粧品もニキビが出来にくいことが確認されているノンコメド製品をお勧めします。
・長時間のメイクも避けるようにしましょう。(メイクを落とすのが面倒で適当にすませていると、ニキビ悪化につながります。)
また、メイク道具(スポンジやブラなど)清潔に保ちましょう。
洗顔料・基礎化粧品も当院でご用意できます。

ニキビがひどくなる前に、ご相談下さいね🎶